■お部屋探しガイド
●契約後の転居先への移転前後については左の見出し一覧に今後の生活に役立つヒントが書いてありますのでぜひご参考にしてみて下さい●

　１．住みたいお部屋を探すには…
■インターネットを活用する。 手頃で素早く情報収集できるツールとして、パソコンを使える環境であるならば、インターネットを活用し賃貸物件を検索しましょう【賃貸物件検索画面】まずは、お住いになりたい沿線や地域のターゲットを絞って、次に希望するお部屋の間取、広さ、階数、設備、賃料の予算や、ペット飼育が希望ならそのような条件を決めて物件を検索しましょう。ただ探すだけではなく、賃料の相場や予算に応じて、ご自分の理想の条件に見合ったものが有るのか無いのかをよく知ることも大切です。
また賃貸物件の賃料単価の決め方は、凡そ地域や沿線の利便性、住環境等を一番に重視し、次に設備（オートロック付、エレベーター、追炊き付、最上階角部屋南向き等）の条件で相場は変動します。都内ではわずかな距離や沿線の違いでも何万円もの差が生じますので、ご自分の予算に応じてどういう条件が平均的に備わっているのかを、まず知ることが重要です。それを簡単に調べられるのがインターネットのメリットです。
ですがデメリットもあります。それは広告掲載されている物件の中には、既に他の方でお申込や成約がされていても、メンテナンスや休業日、商談中、掲載アップロード前などの原因等によって削除出来ずに残存している物件も多々存在しています。「これは！良い物件だ！」と思って問合せみたら既に終了していたというケースも多々有ります。良い物件だと思うものは、凡そ他の方も良い物件だとおもっていますので、そのぶん競争率が激しく足が速いので、急を要するネット検索でのお部屋探しの場合は、日々、新着情報を入念にチェックすることが肝心です。
■情報雑誌・新聞折込 もっとも一般的な情報収集ですが、情報雑誌や新聞折込には以外に掘り出し物が有ったりもします。最近では駅のホームなどに賃貸物件の情報雑誌が無料で配布されていますので、タダなら活用するのもいいでしょう。情報雑誌や新聞折込もインターネット同様に、発刊までの間に、情報提供元の不動産会社に直接来店された方が、冊子に掲載される物件を紹介されお申込もされ、発刊された時には既に終了していることもあります。
■不動産会社へ行く 一番、旬な情報はやはり自分の足で不動産会社を訪ねることです。インターネットで掲載されない物件もあります。なぜかといえば、すぐに決まりそうな希少な物件は店頭に掲示しているだけで効果があり、空室予定中で内見ができない状態でも予約が入ることがあるため冊子やインターネットで多額な広告費をわざわざ使わなくて済むからです。
しかし不動産会社へ良い物件が見つかるまで何度も足を運ぶのは辛いものです。そういうときは、新しい情報が出たら逸早く提供してもらえるように、メールやＦＡＸで資料を送ってもらえるよう依頼しておくと良いでしょう。とくにメールは外観写真や室内・設備写真などを添付してもらうことも出来るので、より鮮明に物件のイメージもしやすくなります。遠方から探しに来られる方にはとても役立役立つツールです。
■不動産会社へ行く準備 情報収集で調べた賃料相場や賃料に応じた設備条件などの知識を整理しておくと良いでしょう。実際に不動産会社へ行ったときに、営業の人から物件紹介をされても自分に見合ったお薦め物件なのかが判断しやすくなり、希望条件を的確に伝えることもできます。逆に何も調べないで、思い込みで的外れな条件を提示すれば、情報提供できる物件さえなく出直す結果になったり、伝えた希望条件が不十分だと薦められるがままにお部屋を内見して、本当にこれで良かったのかなと後で後悔したりすこともありますので、しっかりした意思で伝えられるように希望する物件のイメージを整えて準備しておきましょう。
　２．見たい物件を選んで内見しましょう。
■物件を内見する心構え・準備 広告の間取や外観、室内写真は自分の都合の良いイメージを抱いてしまいがちですので、気になる物件はしっかり見て確認しましょう。これから住もうとする探す賃貸物件は全て世界にたった一つしかないお部屋です。同じ建物内の同じ間取でも階数や角部屋といった配置だけで、それぞれに特徴がありますので、自分のイメージ通りの部屋なのか確認することは大切なことです。不動産は無二の縁物ですから、良いと感じた物件が、もし他の方で予約されご契約されたら、もう二度と出会わないこともあります。不動産会社が薦めるリースポイントも確かに大切だとは思いますが、最終的には言葉では説明できない、お客様が感じ取る縁やフィーリングが一番大事でだとおもいます。これは？と気になる物件は積極的に早めに内見するようにしましょう。
内見する際には、ご用意できたら家具や家電の置場の寸法を測るためのスケール、デジカメなどを持参すると良いでしょう。尚、デジカメや携帯電話での撮影は許可を得てから撮るようにしましょう。
■内見する物件数の目安 １物件内見するのに凡そ移動距離にもよりますが、約３０分〜６０分前後要しますので、１日に１０物件見ることは他のお客様のご案内予約等の兼ね合いもあり、対応しきれないこともありますので３〜５物件位に的を絞りましょう。多く見れば当然時間を要しますので、夕方５時位からの内見ですと途中で日が暮れて日当り具合も検討がつきにくく、場合によっては家主様からの鍵の手配ができなくなりますので案内予約の時間設定にも注意しましょう。また多く見すぎると何が一番良かった物件なのか勘違いしてしまうこともありますので、印象の良かった物件はメモをしておくと良いでしょう。
■現地での物件チェックについて これから住もうとする物件の良し悪しをどうチェックして判断するか…とくに初めて賃貸住いをする方には難しいものです。また賃貸物件は新築・中古を問わず、外観や間取、設備、防犯性など１００％イメージに近い物件はご自分が思う以上に存在していませんので、どこかで妥協しなければいけない条件も出てくるでしょう。世の中でたった一つしかない物件が都内だけでも何十万戸以上も有るなか、完璧を求めて長期に探し続けていると、妥協した頃には一番良いイメージに近かった物件はもはや空室では無くなっているでしょう。育った環境や価値観によって良い物件だと思う条件の基準点は各々個人差がありますが、賃貸物件は希望するイメージの８０％前後ぐらいを目安にしたほうが無難だと思います。１００％のイメージは、将来、ご自分でマイホームを建てることが出来るときまで楽しみにとっておくというのはいかがでしょうか。
ご参考までにこちらをクリックすると【お住い選びのチェックシート】というシート画面が開きますので、プリントアウトして物件を見に行く時にでも活用してみて下さい。
　３．気に入った物件が決まったら事前に確認しましょう。
■賃貸条件の確認 賃貸条件には一般的に掛かる「賃料・敷金・礼金・管理費等」のほかに家財の火災保険料や鍵交換代費用、退去時に予め償却する清掃費用など物件によってさまざまな賃貸条件を附しています。またペットを飼育される場合は、敷金が１ヵ月分増しとなったり、バイク駐輪場は使用料として月額２，０００円〜５，０００円程の費用負担が掛かる条件もあります。単純に賃料だけを支払えば良いと思っていても、借りる物件の賃貸条件によっては、月々の賃料予算がオーバーすることにもなりますので、お店のスタッフに賃貸条件をよく確認しておきましょう。
※未成年者（２０歳未満）がお部屋を借りる場合には親の同意が必要となります。
■契約に必要な費用の確認 いくつか気になる物件があったら、お店のスタッフに物件ごとに契約に必要なトータルの契約金の概算見積（賃貸精算書）を出してもらいましょう。
■現在のお住いの解約時期 現在のお住いの解約時期が１ヵ月後なのか２ヵ月後なのか把握しておきましょう。
なお、現在のお住いについて、どうしても退去したいという状態でなければ、家主様又は管理会社への解約通知は、入居審査が通り確実にお部屋が借りられる状態になってから、解約の手続を行うようにしましょう。万一、入居審査が通らずにお部屋が借りられなかった場合、解約通知は法的にも撤回できませんので退去しなければいけない状態に陥りますので気をつけましょう。
■賃料発生日の確認 お部屋の賃料が発生する日は、通常「入居申込を家主様に提出し、お部屋を貸して頂ける事の承諾を得られた日から約１０日後に発生します。」ですので、実際にお部屋に住まない期間が生じても、賃料発生日から賃料を負担することになります。２週間以上の賃料発生日は、その期間はお申込をされた方を除いて、お部屋を誰にも貸さない状態にしますので、万一、お申込された方がキャンセルした場合は、家主様側は非常に不利益が生じることにもなりますので、賃料発生日を遅らせたい場合はお店のスタッフに相談してみましょう。
■契約時に提出する書類の確認 個人契約・法人契約によって提出する書類は異なりますので予め確認しておきましょう。法人契約などの場合は、会社の社宅規定等によって、どうしても提出できないような書類もある事もございますので、その際は相談に応じられるか確認してみましょう。
ご参考までにこちらをクリックすると【提出書類関係のご案内】というシート画面が開きますので、プリントアウトして物件を見に行く時にでも活用してみて下さい。
　４．住みたい物件が決まったら入居審査を受けましょう。
■入居の審査について お部屋をお借りするには入居の審査を行います。そのために、まず必要なことは「入居申込書」という書面に入居者の入居（賃料発生日）の希望日、勤務先、年収、移転事由、連帯保証人の勤務先・年収などを記載し、その書面の記載内容を家主様に確認していただき、入居の可否を判断して頂きます。
※未成年者（２０歳未満）がお部屋を借りる場合には親の同意が必要となりますので、お申込の際には同意を得られているかのご確認をさせて頂きます。
■連帯保証人について お部屋を借りる上で、万一、賃料等を延滞したときに、その延滞金等を保証してもらうために「連帯保証人」が必要となります。この連帯保証人の条件は、通常、年収（保証能力）のある親族の方になって頂くことが条件となっています。どうしても連帯保証人がいない場合は、連帯保証人の代行をする「保証会社」などがありますので、その際はご相談してみてください。
■入居申込時に提出するもの ●認めの印鑑　●身分証明書の写し（運転免許証・健康保険証等）
■二重申込の注意 入居申込をする際に、他の不動産業者で他の物件も入居申込をしている場合は、事前にその事情を説明してから入居申込をすることをお薦めします。賃料交渉等の駆け引きのためや道徳的にみて理不尽な二重申込をした場合、親身に相談に応じて頂いたどちらか一方の家主様の期待を裏切ることになり大変なご迷惑を掛けることにもなります。そのような二重申込を隠しながら入居審査中に発覚した場合は、道徳的にみて入居申込の受付を中断することもあります。また他の不動産会社で申込した物件と当社で申込した物件が、同じ家主様であることも多々あります、そういう場合は家主様側から申込を拒否されることもありますので、二重申込は印象を悪くする原因にもなりますのでくれぐれもご注意下さい。
尚、当社では「二重申込」は家主様にご迷惑をお掛けする危険が伴いますので受付は致しません。
　５．入居審査が通ったら契約日迄に準備するもの。
■契約時に持参する提出書類等 最終的に必要な提出書類を念のため再確認しましょう。
■確定した契約金の支払方法 ご契約金のお支払は契約締結時までに現金又は振込にてお支払することになります。また賃料発生日を長期に遅らせて頂いた場合は、契約締結前に事前にお支払して頂くことが条件となる事もあります。「確定した契約金」と「契約金の支払期日」と「現金又は振込の支払なのか」を確認しておきましょう。
■契約日時の設定 提出書類・契約金が全て整えられる日を想定して契約日を設定しましょう。尚、契約書等の説明を受ける時間は凡そ約１時間半前後かかります。
　６．契約当日の最終確認です。
■持参する提出書類チェック 契約に行く前に提出する書類等や印鑑など念のため確認しましょう。書類をすぐ提出できるようにファイリングしてまとめておいたほうが良いでしょう。
■契約金の確認 契約金を持参する場合は、賃貸精算書の合計金額を確認してお金を確認しましょう。また振込でお支払した場合は、振込の明細票を持参していきましょう。
■契約の説明を受ける心構え 契約には数種類の書面を以って説明します。まず貸主と借主との間で賃貸借条件の約束事を取り決める「建物賃貸借契約書」という書面があります。これは契約期間や毎月の賃料支払方法、更新条件、滞納した場合の損害金等の取り決めなどを記載した書面です。これから退去するまで継続する貸主・借主との間の約束事が書かれていますので、しっかりと意味を解釈できるまで説明を受けましょう。

次に、不動産業者（宅地建物取引業者）は必ず借主側に「重要事項説明書」という書面を以って物件に関する構造や付帯設備、契約期間などについての説明義務がありますので、説明について分からないことがあれば遠慮なく質問をしましょう。

また東京都では住宅用の賃貸物件においては「東京都における住宅の賃貸借に係る紛争の防止に関する条例」という条例で、退去時にトラブルとなりやすい家主と借主の原状回復（修繕費用）に関する負担義務について、トラブル防止のために不動産業者（宅地建物取引業者）が書面を以って説明をするように義務付けられています。
お部屋を退去するときには修繕費用についてのトラブルがよくありますので、退去の際にはどのような負担義務が有るのか、きちんと納得できるまで分からないことがあれば遠慮せずにしっかり確認しておきましょう。

火災保険契約（借家人賠償責任保険）の保険内容や保険金等を確認しましょう。
※保険の適用期間の始期は、賃料発生日（契約始期）と同期日となっておりますので、その期日前に鍵の引渡しを受けることは危険防止のため原則できません。

全ての書面に目を通して納得した上で、契約書等に署名捺印をしましょう。
■鍵の引渡し 全ての契約書等に署名・捺印が完了したら、最後に鍵の引渡しを受けるための書面（鍵引渡し証）に記載されている鍵の種類、本数等に間違いがないか確認した後、その書面に署名捺印をし、鍵の引渡しを受けて契約は完了となります。これで晴れてお部屋に住める準備が整いました。後は生活するために必要な電気、ガス、水道、役所への届出等の手続を済ませましょう。
●契約後の転居先への移転前後については左の見出し一覧に今後の生活に役立つヒントが書いてありますのでぜひご参考にしてみて下さい。